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少し遅れましたが、「二十面相の娘」第三話の感想です。

今回も相変わらず折りたたみ。











「人の話には裏がある。注意深く聞き耳をたてろ。」

「大事なのは自分で見て、聞いて、考えることさ。」

二十面相の言葉を思い返し、「私はおじさんのようになりた」と願うチコ。



森の中で生活をしている、二十面相の仲間達。チコが縫い物をしていて、針で指を刺してしまったところにケンたちが現われ、「料理は上手になったけど裁縫はまだまだだな」とからかわれてしまう。

その頃二十面相は、自室で飛行機の設計図を真剣な表情で見つめてていた。

チコが台所で洗い物をしていると、二十面相が現われて「海苔をたっぷり巻いたおにぎりをつくって欲しい」と頼まれる。

二十面相は自室に戻り、先ほど眺めていた設計図を暖炉の火にくべてしまう。そこにチコがおにぎりを持って部屋を訪ねてくると「皆に持っていって欲しい」と言われる。言葉に従い、皆のところにおにぎりを皆のところに持っていくと、「ちょうどおなかが空いていた」といって、おにぎりにかぶりつく。皆がおなかが空いていたことに気付いた二十面相がチコにおにぎりをつくるように頼んだのだという会話になり、チコは二十面相への尊敬と憧れを強くする。



日本では、二十面相がヨーロッパで「爵位の王冠」を盗むという予告状を出したとのニュースで世間が賑わっていた。そのニュースは、チコが住んでいた美甘家の応接室でもテレビから流れており、ある男性がそれを眺めていた。男性は淑恵が入ってくる気配を察すると、机の上にあった葉巻をポケットにねじ込み、私立探偵だと自己紹介をして「必ず取り返してみせる」と見栄をきる。その様子を、メイドが扉の影から見つめていた。

同じく日本の街角では「次のニュースが届く頃には、すでにフランスにいないのかな。二十面相君。」と呟く明智が佇んでいた。

二十面相により盗まれた王冠は、彼の手により教会のような建物の中に並べられていた。それを見たチコは「元々ここにあったみたい」ともらし、二十面相は「ここが本来あるべき場所」とその言葉を肯定する。



船長たちは、酒場である人物と接触をはかる。



海辺の防波堤のベンチに座っていた二十面相のもとへバスケットを持ってきたチコ。脇にあった、二十面相の悪評が書かれた新聞記事を見て、表情を曇らせる。それを察した二十面相に「私は盗人だよ」と言われるが「おじさんは私を助けてくれた」と反論する。

そんなチコに、二十面相は「真実は誰も知らない姿をしていることがある。この水のように。冷やせば氷となり、熱すれば水蒸気となる。人は液体・固体・気体というありふれたその姿に何の疑いも抱かないが、まだ知らない四つめの姿があるとしたら…」と問いかける。チコの「綺麗でしょうね。」という呟きを聞くと「美しいものは人の心を豊かにしてくれる。」との言葉を残す。



話をする2人の目の前の海面から、突如潜水艦が現われる。ハッチから顔を出したのは船長たちだった。

この船は、先日船長たちが接触をしていた人物が艦長を務める小国の海軍のものであった。武器の持ち込みは許可できないということで、二十面相たちは身体検査を受ける。その際、チコの持っているバスケットに疑いが向けられるが、中身を検めるとおにぎりだということが判明する。艦長たちは最初、おにぎりを石炭かと勘違いして、食べ物だと訂正した二十面相に試食を勧められるが、辞退する。

全員の身体検査が終わり、武器を持っていないと判断された二十面相たちは乗艦を許可される。艦内でおにぎりを頬張る仲間たちをしばらく艦内の人間が監視していたが、しばらくするとその場を去った。



操舵室では、二十面相と船長、そして艦長が対面していた。艦長は「目的は?」と問うが答えは返らない。その時、船員がレーダーを見て障害物を発見した。それを聞いた船長は海図を見て「ドンピシャだ」と言葉を漏らす。そのまま、船外に出る準備に向かう船長を見て、艦長は二十面相に「大丈夫か?」と問いかけるが、二十面相はそれにも無言で、「君にもぜひ見て欲しい。軍人としてね。」とだけ言った。



海底には、巨大な飛行機が眠っていた。飛行機になりそこね、実用されなかったから海に沈んだもの。作業をしていた船長は「こんなものできなくてよかった。下手すりゃ、今頃あちこちの国とドンパチを続けていたかもな。」と呟く。

その船長の様子を眺めていた二十面相と艦長のもとに、チコを連れたケンが訪れ、チコに海底の様子を見せて欲しいと頼む。海底を窓から覗いて驚くチコ。その様子を眺めながら、艦長はチコが二十面相の娘なのかと尋ねるが、「残念ながら、私の娘ではないよ。」という返答だった。

二十面相がチコに「おにぎりはまだあるか」と聞くと、最後の1つを差し出される。それを見ていた艦長に食べるかと勧めるが、断られる。

船長が帰艦したとの知らせが入り、皆は船長のもとへ向かう。しかし、潜水艦の乗組員に銃を向けられ、気密室に押し込められてしまう。船長の持ち帰った箱検めると、中からは金塊が出てくる。

「これだけの為にここまで?」と艦長が疑問を口に出した瞬間、潜水艦が大きく揺れた。先ほどの飛行機が爆発し、その衝撃がこの艦にも伝わったのだ。乗組員が体勢を崩した隙を逃さず、二十面相の仲間たちは乗組員たちを押さえ込む。しかし艦長は余裕を崩さず、「乗組員はほかにもいる」といい、続けて「爆薬はどこから持ち込んだ?」と問う。

その言葉に二十面相は、先ほどチコからもらったおにぎりを取り出す。それを見て驚いた皆は、チコを注視する。皆の視線を受けたチコは、含みを込めた笑いを見せて「確かめておけばよかったのに。」と言い放つ。



寄港すると、二十面相は「世話になった」と言って潜水艦を後にする。艦長の「いつか君のような男がいる国と戦ってみたいものだ。」という言葉に応えることなく。



船長は車を運転しながら「腹が減った」とぼやく。二十面相は「最後の一つ」といいながら先ほど脅しに使ったおにぎりを取り出すと、船長に渡さずに自分の口元に運ぶ。「うん。この味だ。」と満足気に呟き、鼻歌を歌う二十面相。その横顔を見つめながら、チコは「いつか、おじさんの全てを知りたい」と願っていた。



次回「盗賊志願」。





二十面相は、毎回名言を残しますね。「二十面相の名言集」とか作れそう。

まぁ、人間ができすぎな気もしますが。

どこまで裏を読んでるんだ…とか思うし。「海苔たっぷりのおにぎり」は既に布石なんでしょうか?だったら怖い…。

このままでも充分好きなんですけど、欠点も見たいな…。



それにしても今回は船長と艦長って紛らわしいですね。どこか間違ってたらすみません。



二十面相の目的って、「美しいものをあるべき場所に」が表立っているみたいですが、残存兵器の破壊が主な気がしてきました。2話では戦車、3話では飛行機の破壊をしていますし。宝物を盗むシーンより幅をとって描かれていますよね。

まだ3話しか放送していないので、これからどうなるかはわかりませんが。



次回は「盗賊修行」とのことで、チコが本格的に二十面相の仕事を手伝うようになるのかな?

金髪のかつらをかぶったり、ロープを伝い降りたりしていましたね。OP映像などを見ていると、チコは運動神経がいいのかな?と思うのですが、実際はどうなんでしょう。…多分いいですよね。
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