遙か3バラエティCDの感想です。
→ 「<バラエティCD> 遙かなる時空の中で3 with 十六夜記 愛蔵版~東雲月 ( しののめづき )~」 GAMECITY
1.ドラマ:心を繋ぐ弦
2.ドラマ:神子へ贈る秋の花
3.浄土と阿修羅の金環蝕よ(Full Ver.)(歌:藤原泰衡)
1.ドラマ:遙かなる時空を越えて…
2.百鬼繚乱 千終楽 (歌:平 清盛&北条政子 語り:源 頼朝)
3.己の在る場所 (語り:平 敦盛)
4.枷鎖の散華は涙に (歌:平 敦盛)
5.僕を翻弄する君に (語り:武蔵坊弁慶)
6.潮騒は生涯の相聞歌に… (歌:武蔵坊弁慶)
出演者
有川将臣(三木眞一郎) 、源九郎義経(関智一) 、ヒノエ(高橋直純) 、武蔵坊弁慶(宮田幸季) 、有川 譲(中原茂)、梶原景時(井上和彦) 、平 敦盛(保志総一朗) 、リズヴァーン(石田彰) 、平 知盛・銀(浜田賢二) 、源 頼朝(石井康嗣) 、北条政子(川村万梨阿) 、平 清盛(浅川悠) 、藤原泰衡(鳥海浩輔)、那須与一(近藤隆)
今回はバラエティCDとのことで、シリアスなドラマあり、コミカルなドラマあり、歌あり、語りありと、色々なものが入っています。
・・・「遙かなる時空を越えて…」があんな内容だとは予想だにしなかった・・・。
あと、「浄土と阿修羅の金環蝕よ」がもう入るって早いですよね。
今年のネオライ限定CDに入ってるのに。
・・・あれ、これって、下手したら、大阪公演のグッズ事前申込で泰衡さんの曲目当てで予約した人とかの怒りを買う可能性があるんじゃ・・・。
ネオライCDのほうは語りがあるからいいのかなぁ。
あー、あと少しでネオライ大阪公演始まりますね。
行けなかったのが残念。
今回、チケットがとても余ってるっぽいけど、どうなんでしょう?
お盆に、コミケ。あと、岸尾さんのイベントも被ってるんですよね。
大分値下げして「譲ります」って書き込みもちらちら見かけますし。
座席埋まってるといいですね。
・・・あ、そういえば、コルダアニメサイトで、イベント期間限定で壁紙配布してるんですよね。
一応リンク。
→ 「金色のコルダ ~second passo~」
大阪公演ってDVDに収録されるのかなぁ?
去年のネオライは、大阪のみの曲とフリートークは収録されていましたよね。
・・・でも、その後のフェスタ10は大阪にはカメラすら入っていなかったという・・・。
今度入ってなかったら恨む・・・!んだけど、「横浜公演を余すところなく収録」みたいな文面を何箇所かでみたんですよね。
ライヴなんだから、せめて歌は大阪公演分も入っていると願いたい。
話が逸れましたが、肝心の感想は追記からどうぞ。
ドラマ:「心を繋ぐ弦」
有川将臣、平知盛、有川譲、那須与一
このドラマは真面目。
季節は春~夏にかけて、かな?
与一に弓の特訓をしてもらい、会話するうちに将臣のことを考える譲と、知盛と会話しながら望美と譲のことを考える将臣、みたいな?
その合間に、それぞれが家族のことを考えるというのが挿入されています。
それにしても、与一に声がついてるのって不思議。
近藤さんなんですよね。
私は近藤さんは、夢浮橋の北斗星君と、リボーンの雲雀くらいしか知らないので、爽やかな少年声は不思議な感じ。
声優さんってすごいなぁ。
途中で、将臣が家族を大切に思う知盛を想像するんですが・・・それが怖い。
知盛の愛情は、わかりづらいくらいが丁度いいんだと思いました。
譲は、将臣のことを夢で見て、この世界でもなんとかやっているだろう、と安心しているんですが、将臣は譲と望美がこの世界に来ていなければいい、と願っているんですよね。
そこに、この世界に来てからの経験の差と、互いに対しての思いが表れている気がします。
譲にとっての将臣は、飄々としていて、いつも背中をみていて、既に一人立ちしているようなイメージ。
将臣にとっての譲と将臣は、自分にとっての綺麗な思い出の塊みたいな感じ。
・・・という勝手なイメージです。
それにしても、与一かぁ。
近藤さんボイスで「頃は二月十八日の酉の刻ばかりのことなるに・・・」って聴きたい。
ドラマ中で、兄弟が源平に別れているっていう台詞があるんですが、確か史実でもそうでしたっけ?
・・・と思ってWikipediaを見てみたら、与一って実在の人物か立証できてないみたいですね。
びっくりした・・・。
ドラマ:「神子へ贈る秋の花」
銀、ヒノエ、リズヴァーン
銀がいるので、当然ながら平泉の話です。
望美が休んでいる日。ヒノエが出かけようとしたところ、銀に遭遇。
共に花を贈り、どちらを選ぶかという勝負をすることに。
花を摘みに出かけた先の毛越寺で、怨霊の気配を察して駆けつけた二人が見たものは、怨霊と戦うリズヴァーン。
共に戦い、怨霊を退治した3人は、それぞれ花を選ぶことになり・・・という話ですね。
リズ先生が怨霊と戦っていたのは、せめて神子の負担を減らすため、とのことで、リズ先生のその人知れず神子のために尽くすところが、もう・・・!
途中でヒノエが詠んでいた歌は「 我が待ちし 秋萩咲きぬ 今だにも にほひに行かな 彼方人(をちかたひと)に」というもの。
これは柿本朝臣人麻呂之が詠んだもので、万葉集に載っているようです。
この歌の通り、ヒノエが摘んだのは秋萩。
銀が摘んだのは女郎花、リズ先生は紅葉でした。
それぞれ、摘んだ草花に神子を重ねているので、このドラマCDの甘さ担当かな?
ドラマ:「遙かなる時空を越えて…」
源九郎義経、梶原景時
これはもう、「アリなの・・・?」という感じが。
舞台は「運命の迷宮」ということで現代。
景時がPSPをプレイしていて、そこに九郎が現れます。
しかも、プレイしているソフトが「遙かなる時空の中で3 with 十六夜記 愛蔵版」・・・!
「画面の中に俺がいる」とか驚きつつ、すっごい夢中になってしまう九郎さん。
自分の恋愛イベント?ED?も再生しちゃいます。
その場面を目撃されて、仕返しに景時の恋愛EDを再生したり。
結局はリズ先生ルートをプレイして、あの鬼神子ルート(京を攻める)への選択肢出現画面へ。
そこで、「先生を困らせたくない」的な選択肢を選んでアナザーエンド。
がっくり落ち込んでいました。
タイトルからして、真面目な話かと思っていたのに・・・!
こんな、完璧ギャグだなんて・・・。
あと、コーエーの商魂逞しさが思いっきりでてましたね。
ラビリンスの「盤上遊戯」はわかるひとにはわかるネタで面白いと思ったけど、いくら関連商品とは言えここまで露骨なのはどうなんだろう・・・。
面白いっていえば面白いんですが。
「浄土と阿修羅の金環蝕よ(Full Ver.)」(歌:藤原泰衡)
これは銀ルートの話なんですね・・・!
頂上(いただき)で待つ この嶢(たか)さから
お前を遺(お)くるのだ 冥府に
の前後の歌詞が完全に銀ルート最終章。
あ、でも1番でも「お前の裏切りに 楔を」ってあるんでした。
1番ではちょっとだけど、2番は全体が銀ルートを指してますね。
それを考えて最初から曲を聴いたり泰衡さんのこと考えてたりすると、もう・・・。
泰衡さんは好きだけど、愛蔵版銀後日談で泰衡さんの話が挿入されるのには、浮気みたいでちょっと居心地悪かったんですが(コルダ股掛けの突っ込みは不要。あれはED前ですし。)、考えてみれば、銀ルートで1番望美に接してて、望美の強さを知ってるんですよね。
俗に「泰衡ED」と言われているのだって銀ルートからの分岐・・・っていうかアナザーEDですし。
それを踏まえたら、銀ルートで泰衡さんが望美に特別な感情を抱くのは自然な流れなのかなぁ。
やっぱり銀が不憫だけど・・・!
それにしても、泰衡さんは本当に、知盛よりも救いが欲しい人です。
知盛は一族を守る為にも戦っていたけど、根本は「自分の為」じゃないですか。
泰衡さんは、平泉の為、九郎の為と人のことばっかり考えて、自分の身を犠牲にして・・・。
こう、意地でも本人を助ける・・・っていうのは傲慢でしょうが、先を見て欲しくなります。
なんか、弁慶さんと似てますよね。
「百鬼繚乱 千終楽」(歌:平 清盛&北条政子 語り:源 頼朝)
やっぱりテンポがいい曲でした。
考えてみたら、女性デュエットなんですよね。
イベントで聞きたい・・・!
歌詞は、互いに嫌味を言い合っている感じ。
でも、途中で夫婦が二人の世界に入って清盛が「我の前でいちゃいちゃするな!」と怒ってしまいます。
・・・なんだか、一気にギャグっぽく・・・。
で、その台詞の後に清盛が重盛と知盛を呼ぶんですが。
時間軸どこ?
この二人・・・というか三人が会するのって、和議くらいしか思い浮かばないんですが。
まぁ、歌にそこまで突っ込まないほうがいいのかな。
「己の在る場所」(語り:平 敦盛)
語りは、当然ながら歌と関連しています。
歌の前に入っているし、前振りですね。
こっちでも、敦盛さんは自分の存在について悶々と悩んでいます。
だけど、結構前向きかな?
後日談の後あたりっぽそう・・・。
「枷鎖の散華は涙に」(歌:平 敦盛)
これは、愛蔵版後日談(京ED)を題材にした歌ですね。
・・・まぁ、タイトルから察していた方も多そうですが。
敦盛さんの「自分はここにいていいのか」という疑問は、怨霊という存在でいる限り、常に頭の片隅にあるんでしょうね。
八葉の役目を終えた時には、尚更。
京EDでは、一旦は存在が現世から消えて、戻ってきたことに意味はあるのか。
戻ってきた時には、まだ八葉の役割が残っていたけれど、それがなくなった今、消えてしまうかもしれない。
それでも、望美の傍にいたい・・・っていう気持ちが表現されているように感じました。
敦盛さんはもうちょっと欲張ってもいいと思うよ・・・!
敦盛さんとのEDって、1・2を争うくらい将来が難しいと思いますけど。
怨霊という存在であることは変わらなくて、姿が変化するかもわからない。
もしかしたら、望美がおばあちゃんになっても、今の姿のままかもしれない。
いつか―――次の瞬間にでも、消えてしまうかもしれない。
そんな、異様と捉えられ、周囲の厳しくなるかもしれない環境や、常に存在が儚くなるかもしれない不安が付き纏うんですよね。
でも、だからこそ、「今」を幸せに生きて欲しくなります。
望美は、敦盛さんが戸惑うくらいの愛情をたっぷり与えて、二人でほのぼのしてればいいのに・・・!
平家のことや戦のこと、怨霊のことを、しっかりと背負ったうえで、幸せな未来を見て欲しいです。
「僕を翻弄する君に」(語り:武蔵坊弁慶)
こちらは、後日談が始まってすぐのところ。
旅に出る前日の夜のようです。
どうして熊野に行こうとしているのか、が弁慶さん視点で描かれています。
・・・う~ん、こういう語りってコメントしづらいですね。
「潮騒は生涯の相聞歌に…」(歌:武蔵坊弁慶)
こちらも、愛蔵版後日談(京ED)の曲。
墓前で何いちゃいちゃしてるのさ!・・・という突っ込みが一瞬過ぎりかけますが、ここは真面目な場面。
墓前で結婚報告です。
なんというか・・・タイトルそのままの曲なので、さして歌詞について言うところがないんですよね。
後日談での弁慶さんの心情なので、曲を聴いていると後日談がプレイしたくなってきます。